
人は皆、『ありのままの自分を、受け入れられ、大切され、愛され、そして誰かの役に立ちたい。』それが命の欲求であると鈴木秀子先生から学びました。
その根元的な欲求を満たすことで、人は、幸せに豊かに、毎日の何気ない出来事に喜びを感じ生きていく事が出来ます。
自分の本当のタイプを知ることで、自分でも気づいていなかった隠れた才能、素晴らしさに気づき、その命の輝きから生きることで、自分への信頼が生まれ、それが真の自己受容となりしっかりとした自分軸ができていきます。
世界でたった1人の自分を大切に生きる事で、自分がいるだけで、幸せ、豊かさ、温かさが周りに伝播していく、幸せの発信者になること、その育成を目指します。
◉人間力を養い人間関係の達人になるエニアグラム
人にとって必要なエネルギーは9種類あり、その中のたった1つを持って生まれている。
私たちは、自分の価値観こそが正しいと思って生きていますが、エニアグラムの叡智から他の8種類の価値観を知る事で、それぞれの人が、みな自分に与えられた価値観の正しさに沿って、一生懸命生きていることが見えてきます。
そのことから、今まで理解できなかった家族や友人、同僚の事が、それぞれに突き動かされているエネルギーの性質を知ることによって、心から理解できるようになり、真の他者理解ができるようになります。
他の人のタイプがわかる事でコミュニケーション能力が高まり人間関係の達人になっていきます。
◉心から生きる、心の目で見る
エニアグラムのタイプを知ることによって、自分の中を深く観察することができるようになっていきます。
人は頭と心と体を使って生きています。
自分の中の「頭の声」「心の声」「体の声」に意識を向け、それぞれの声を聞くようにします。
特に自分の感情に、気づき、その感情が不快なものであっても、寄り添い、受け入れられるようになっていくと、だんだんと心の器が丈夫になっていきます。
もう一方で、「今ここ」に意識を向け、目の前のことを大切に丁寧に行う。
無意識に流されるのではなく、目の前の行動に意識を向け、気づき続けることを心がけていくと、タイプ特有の思い込みや、今まで育ってきた生育歴から培われた思い込みに振り回される前に、気づいて自分の内面に起きていることを観察できるようになっていきます。
そのことによって、自分のタイプだけから物事を見るのではなく、タイプを超えたそれぞれのタイプの角度から物事を見ることができるようになっていきます。
◉エニアグラム学びの五段階
エニアグラムを学ぶことにより意識は変化していきます。その変化を五段階にまとめてみました。
①第一段階
自分のタイプを知り、自分の素晴らしさと囚われを理解し、自分の潜在能力に気づく期間。
②第二段階
自分のタイプの特性がわかり、他のタイプの特性も理解するが、自分を基準として他の8タイプを見る期間。(他の8タイプは何故これがわからないのだろう、と自分を基準に物事を考える)
※気をつけないとエニアグラムが分離に使われてしまう期間。大多数がこの段階でエニアグラムを理解したと考える段階。ここを越えると真のエニアグラムの素晴らしさがわかってくる。
③第三段階
真からの自己理解、他者理解。
自分のセンターとタイプからの囚われによって、自分が悩み、苦しみ、反応してしまう理由が理解できるようになり、他のタイプも、動機は違うけれども、各タイプなりの辛さや苦しみ、そして美質や喜び、尊さがある。自分と同じように、他者を心から理解する事が出来るようになる期間。
④第四段階
自分のセンター、タイプ、を脇に置き、9タイプ全ての価値観を、真上から俯瞰して見られるようになる期間。自分のセンター、タイプ以外の視点から、物事を、見たり考えることが出来るようになる。
⑤第五段階
すべての人の中に、命のタイプであるエニアグラムタイプの輝きが見えるようになり、その輝きを本来のその人だと捉え、そこから接する事ができるようになっていく期間。
(この段階は、ものの見方が変化していった片岡の経験からの段階です。20年くらいかかっています)
現在、エニアグラムを伝える機関は数限りなくあります。
しかし、大多数が第二段階目の状態で終わっているような気がしてなりません。
エニアグラムは真のスピリチュアリティーの学びです。
本来の自分のタイプを知り、それによって自分の命そのものの欲求や美質とつながり、ありのままでの自分で良いのだということを実感するための教えです。
協会では、この5段階目を目指し、それぞれのペースに寄り添いサポートして参ります。
◉エニアグラムコミュニケーショングループ
人は1人では生きられません。エニアグラムでは、人にとって必要なエネルギーが9種類ある。
それを全て持つのは、全能の神であり完璧なのだけれども、その9つの力がバラバラになり、生まれてくるときに、その中のたった1つを持って生まれてくる。それは何故か?
それは、自分は完璧なエネルギーのうちのたった1つしか持って生まれていない、だから「できない事は他の8人の助けを借りよう。
自分は自分にしかできないことを一生懸命輝かせ、みんなと協力しあって暮らせるように、自分は自分のできることをやろう。」それを学ぶために9つに分かれたと伝えられています。
お互いの、持って生まれた、素晴らしさ、特質、存在を受け入れあい、心から話せる相手、何を話しても安心して聞いてもらえる場、日本エニアグラム協会はそのような場を作ります。
お互いにエニアグラムの理解があるので、こんなことを話してもわからないと考え普通は諦めて話さない話題でも、話すことによって、聞き手側の家族に同じタイプがいる人にとっては、「このタイプはこんなふうに考えるのだ」と、自分の家族への気づきや理解が生まれる。
また、それぞれのセンターやタイプの生きる動機から、どうしても反応してしまう囚われからの苦しみの話もすることができる。
他のタイプから見れば、違うタイプの囚われは、「たいしたことない」と考えられる程度のものが多いので、「自分は、そういうときにはこういう風に考えるよ」などと、他のタイプの話を聞くだけで、自分のやり方しかわからなかった壁が崩れ、見方が広がり、意識が広がる。
エニアグラムという共通の理解から、そのような深い話を分かち合えるコミュニティーが成り立ちます。
自分が欠点だと思うことを話したら、他のタイプから見たら素晴らしい長所に見えていたなど、色々な発見から自分を新たに見つめなおすことができます。
もし、意見のすれ違い食い違いで、喧嘩するようなことがあっても、深いところでお互いに繋がっている意識を共通に持っていることから信頼しあえる人間関係の場を作ります。
どんな話をしても大丈夫、お互いが受け入れ合い、支え合う、安心安全で心を許して話せるコミュニティーを作り、お互いに影響しあい調和して生きていきます。
◉起きてくる出来事は必然
起きてくる出来事は必然のもとに起きており、意味のない事は一つもありません。
大いなる流れから沢山のことを学び、起きてくる困難には必ず乗り越える力が備わっていると言われています。
人智を超える無限の力を信じ、
その力とともに、気づきを深め豊かな人間性を身につけていきます。
◉二元論が成り立たないエニアグラム
タイプ1から見た正しさはタイプ5から見たら正しくない。
タイプ7から見た正しさはタイプ4から見たら正しくない。
ガッツセンターの正しさはハートセンター、ヘッドセンターから見れば正しくない。
ハートセンターから見た正しさは、ガッツセンターとヘッドセンターから見れば正しくない。
ヘッドセンターから見た正しさは、ガッツセンターとハートセンターから見れば正しくない。
そのように、全体の視点から、物事を見ると、何が正しくて何が正しくないかという、二元論的なものの見方ができなくなり広い世界が広がっています。
正しいとか、正しくないなどのジャッジが生まれるときは、自分のセンターや、タイプを超えていない、ものの見方に固執しているのではないかと、自分に問いかけるチャンスです。
私たちの命の源は、たった1つの大きな愛のエネルギーだと言われています。
私たちの命はその一滴であり、その愛そのもののエネルギーが自分の心の奥底にある。
そして私たちの深いところでは全てが皆つながっている、そのことを忘れずに生きていきます。
◉知識
日本に初めてエニアグラムを広めた鈴木秀子先生の会に初めて参加したのは1998年の事でした。
タイプの誤認の無いメンバーたちが作りあげるワークショップから学んだことがこの協会の基盤となっています。
各タイプの人々が、安心、安全の場で、自分の悩みや苦しみを打ち開けてくださったことで、
各タイプがどれだけ、持って生まれたセンターやタイプに振り回されているか、
その囚われから苦しみ、また、その逆である、喜びや楽しさ、美しさを感じていることを、体感として理解することができました。
それぞれの9つの個性が集まり、世界は完璧になるということも実感しました。
その貴重な体験をこの協会では活かしていきます。
タイプの誤認の無い状況でワークショップに参加をすれば、すべての人が先生となり、本だけの頭だけの理解を越えた叡智を学ぶことができます。そのような協会にしていきます。
エニアグラムでも、流派があり、最近の傾向として、健全度に注目が集まっていますが、
二元的なものの見方を外してみると、人はみな与えられた資質の中で一生懸命生きている、ただそのことだけが見えてきます。
健全度は、同じタイプでもどうしてこれだけ出てくる表現の仕方が違うのかがわかるため、誤認を防ぐにはとても重要な知識になりますが、健全度の本質を深く理解することをせずに、健全度のレベルだけが一人歩きしてしまうと、
健全度の高いことが良いことで健全度の低い事は良くないことと考える方が多くなり、健全度を高くしなければいけないと、躍起になり、そこに囚われる人を多く見るようになりました。
しかし、人々が皆、同じ高い健全度だったら、この世の芸術、美しい音楽、文学は、とても画一的なものになってしまうのではないか、様々な人の思いや価値観、感じ方があるからこそ芸術は生み出される。
人間は、健全度が高いとか低いとか二元的なもので測れるような単純なものではなく、色々な人が放つ色彩から世界に彩りが生まれる。
そのような視点で、物事を見れば全てが1つの大きな愛そのものであることも、感覚として捉えることができるようになっていきます。
